コロナ禍で都内に中古マンション買った記

タイトル通りの記録。

在宅勤務で家が狭い

家は帰って寝るだけの場所と思っていた1年半前。自分の転職を機に、多少狭くてもよいと駅から徒歩すぐの新築物件の最後の一部屋だった1DKを内見もせず借りた。8月に完成して引っ越し、しばらく不都合なく暮らしていたが、年末まで平日に単身赴任(?)をしていた夫が毎日在宅勤務になると1DKで2人が在宅勤務という生活に耐えられなくなってきた。

もう少し我慢か、広めの賃貸を借りるか、いっそ購入かで迷っていたのが春頃。緊急事態宣言の切れ目に何人か友達と会ったときにも住宅事情の話ばかりしていた。

当初は以下の条件でざっくりと探し、不動産情報サイトを毎日眺めてだいたいの住めそうなエリア、住めそうな家賃/物件価格の相場感を把握した。

  • 広めの1LDK~2LDK
  • 職場から30分以内でできれば乗換なし、駅徒歩5分以内

使ったサービスでよかったのは、検索は物件数の多いnifty不動産、気持ちを盛り上げるのはリノベーション中古マンションに特化したカウカモ、探した物件の割高/割安感を知るにはカウル

問い合わせ、内見、申し込み

ある日カウカモに、当時の家のすぐ近くの秀和レジデンスの部屋が出ていた(カウカモには秀和レジデンスがよく出ている)。リノベーションとはどんなものなのかと、秀和レジデンスを見学してみたいという好奇心でアプリから問い合わせをした。

管理の行き届いた建物と美しくリノベーションされた部屋で、キッチンにはタイルが貼ってあった。現地で待ち合わせた担当さんによるヒアリングがあり、その場で物件を探してもらった。いくつかピックアップした物件プラスαを1週間後にまた内見に行こうという。その時点ですぐに購入する気持ちはなかったが、後学のため提示されるままに紹介してもらうことにした。

1週間後に指定された物件の前で待ち合わせ。そのあいだに秀和レジデンスの部屋は買い手が決まったらしい。この日に内見した物件は3軒で、先週ピックアップした物件からすでに売れたものや、修繕積立金の滞納などマイナス面の大きいものを除いて選んでもらった、すべて売り主が個人ではなく企業(そのほうがいろいろとスムーズとのこと)のリノベーション済み中古マンションだった。

1つめは神楽坂で立地は最高だが見晴らしが悪く、なんとなく建物の空気が淀んでいた。2つめは窓からスカイツリーが見えて、特に難はなかったが共用部に飾ってある花のセンスが気になった。3つめは自分で調べていたときにもお気に入りに入れていた物件で、この日が内見可能になった初日だという。どの部屋も明るく、広いバルコニーがあった。え、決めちゃう? 決めちゃう? と、その日のうちに申し込みをしていた。担当さんが連絡事項や必要書類を送るライングループを作ってくれて、すぐに住宅ローンの仮審査にも申し込んだ。

本当に買うのか?

住宅ローンの仮審査が通ればすぐに契約(私の場合は申し込みから1週間)、そこで手付金200万円を払い、その後キャンセルの場合は手付金は返ってこないという。勢いで申し込みをしたものの、本当に買っていい物件なのか、そしてこのタイミングでローンを組んで大丈夫なのかを、1週間のあいだ猛烈に調べたり考えたりすることになった。(つづく)