コロナで生活しかすることがなくなってiDeCoとNISAを始めた話

劇場へ行くことが激減し、人と会うこともなくなって久しく、生活しかすることがない。年末年始のころはもっとふさぎこんでいて何か気分の上がるものはないかと紅茶、シャワージェル、基礎化粧品など買い集め、もう当分なくならないくらいになってしまった。

去年の春に転職をして給料が上がった。そしたらとくに何もしなくても貯金が増えていくようになった。それまでもそれなりに暮らしていると感じていたが、いま思えばまあそれなりに貧しかったのだ。

銀行の諸々の手続きをしたのをきっかけに、両親が貯めていてくれた定期預金+αの口座にいくら入っているかを初めて知った。自分の貯金の4倍だった。さすがにこれは何かしら有意義に使わなくてはと思い、たとえばマンション購入の頭金? ということで本を読んだり物件情報を見たりしていたが、東京の家、高すぎる。築50年とかでも普通に高い。

東京で家を買うなら

東京で家を買うなら

  • 作者:後藤 一仁
  • 発売日: 2019/12/27
  • メディア: 単行本
 

で、具体的なあれこれはともかく、文京区のなるべく駅チカの2LDKの中古マンションを買ってリノベして暮らすという希望を抱いた。そのために、というかこれから不安なく暮らしていくために、まずはできることをしよう。夏くらいに取り寄せたきり総務に書類を持って行くのが億劫で放置していたiDeCoをようやく申込み、ついでにつみたてNISAも始めた。

お金のことがまあまあ得意で賃金労働者でありながらこまめな財テクを駆使して娘二人に進学と一人暮らしをさせ家族旅行なども挟みつつ貯金まで残してくれた親。ありがとう。自分にそのようなことができるだろうかといえばたぶん無理だろう。そして同居人(口座の残高が52円だったことがあるらしい)はお金のことが私よりさらに苦手に見える。とにかく、できるだけお金のことを考えず、しかしお金に困ることなく生活していきたい。

ということでこれも読んだ。お金とほどよく付き合っていこう。資本主義が空気のようにあるこの世で。